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アートパネルでモダンなリビングをセンスアップ!選び方やおすすめ商品をご紹介

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モダンでスタイリッシュなリビングにしたいと思いながらも、どこか物足りなさを感じていませんか?


すっきりした印象が魅力の一つでもあるモダンなインテリアは、シンプルさゆえに華やかさに欠けてしまうかもしれません。


そんなときは、アートパネルなどをインテリアにプラスしてみましょう。


シンプルな空間を、ぐっとすてきに見せる演出ができますよ。


本記事では、照明・カーテン・アートなど幅広いアイテムでインテリアコーディネートを手掛けるMAYSが、モダンなインテリアにぴったりのアートパネルの選び方について解説します。


個性的な楽しみ方もできるおすすめ商品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


モダンなリビングにアートパネルを飾って、センスのよいインテリア空間を完成させましょう。

目次

アートパネルでモダンなインテリアをセンスアップできる理由

冒頭でもお伝えしたように、モダンなインテリアは、シンプルだからこそかえって殺風景になりがちです。

だからと言って、ソファなどの家具を派手にしたり、アイテム数を増やしたりすれば、雑然とした印象になってしまうでしょう。

すっきりとした雰囲気が魅力のモダンインテリアゆえに、バランスをとるのは簡単ではありません。

そこで、おすすめなのが、インテリアにアートパネルを取り入れる方法です。

アートパネルとは、木製パネルや発泡スチロールなどに、ファブリックなどを直接貼ったフレームのないアート作品のことです。

和紙を貼った物や漆塗り、陶板なども、アートパネル作品に含まれます。

広義では、細いフレーム入りの絵画・版画・写真もアートパネルと言われることがあります。

それでは、具体的にアートパネルを取り入れるメリットについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

空間にリズムが生まれる

アート作品を加えて、フォーカルポイント・アイキャッチを作ると、殺風景な空間にリズムや奥行き感が生まれます。

フォーカルポイントとは、インテリア空間においては「一番に目に入るポイント」を指し、アイキャッチも似たような意味があります。

モダンインテリアは、すっきりとした装飾性の少ないデザインの家具を置くため、やや平面的な印象を抱きやすくなるでしょう。

アートでアクセントを加えれば、立体感のある空間演出ができセンスアップできます。

余白を活用できる

モダンインテリアでは、部屋全体をすっきりさせるために、できるだけ物の数を減らす傾向があります。

物が少ないと壁などに余白ができるので、その場所を有効に活用して大胆にアート作品を飾れるでしょう。

模様替えを楽しめる

床・壁・天井・建具などの内装材は、気軽に取り替えられませんが、アートは気分に応じて気軽に変更できます。

カバーリングソファのカバーやクッション・カーテンなどと合わせて、季節に応じてアートを楽しんでみてください。

春にはパステルカラー、夏にはブルー×ホワイトなど、季節感のあるカラーコーディネートを考えると選びやすいでしょう。

モダンなインテリアにぴったりのアートパネルの選び方

アートパネル 飾り方

すっきりとした雰囲気がポイントになるモダンインテリアでは、アートパネルと空間全体の相性がよいかが大切なポイントです。

ここでは、モダンなインテリアに合うアートパネルの選び方を解説します。

モノトーンで空間になじむアートパネルを選ぶ

おすすめなのが、モノトーンで構成されたアートパネルです。

無彩色のアートなら、モダンインテリアの特徴の一つである「無機質な雰囲気」を損ねません。

また、ファブリックパネルなどのあたたかみを感じやすい素材で作られたアートパネルでも、モノトーンならモダンなイメージに合います。

金属やガラス・アクリルを使ったパネルもモダンインテリアに映える素材です。

アートパネルとはやや異なりますが、ミラーも一つのアートとして活用できるので、検討してみてください。

アクセントカラーとなるアートパネルを選ぶ

モノトーンだけでは物足りないと感じるなら、アクセントカラーを取り入れてみましょう。

基本となる部屋全体のカラーコーディネートの割合は、次の通りです。

  • ベースカラー:75%
  • メインカラー :25%
  • アクセントカラー:5%

このなかで、アートはアクセントカラー5%に該当します。

もともとの空間がモノトーンの強い空間なのであれば、彩度・明度の高い色を追加するとコントラストが強くなり、美しい演出が可能です。

彩度とは色の鮮やかさのことで、明度は色の明るさのことです。

彩度・明度が高くなるほど、原色に近い色になります。

なお、パステルカラーやグレージュなど彩度が低い色のアートパネルを飾ると、やわらかいニュアンスの雰囲気を作れるでしょう。

北欧モダンスタイルなどがお好みの場合におすすめです。

北欧モダン アートパネル

また、上の画像のようにソファやクッション、カーテンにアクセントカラーが入っているのであれば、アートも近いカラーを取り入れてみてください。

リビングに統一感が生まれて、モダンリビングのイメージを崩すことなく、コーディネートできますよ。

一方、色数が増えるほど、煩雑な印象も強まりモダンなイメージが崩れやすくなるので注意が必要です。

クッションなどを含めて、アクセントになる色は全体の5%程度に抑えるようにしましょう。

初心者は抽象的な柄を選ぶ

風景や人物画、静物画は、描かれている内容によってはモノトーンでもモダンな印象を損ねる可能性があります。

アートを飾ることに慣れていない場合は、抽象的な柄から取り入れてみてください。

例えば、ストライプ・ボーダーなど、はっきりとしたラインがわかるような絵柄やペンキをちりばめたような柄、あるいは幾何学模様などがよいでしょう。

なお、花や動物など特定のモチーフであっても、デフォルメされているアートであれば扱いやすいでしょう。

北欧のテキスタイルを使ったファブリックパネルは、自然の景色や生き物をデフォルメしたデザインが多く、モダンなインテリアにも取り入れやすい傾向があります。

素材感の強いアートパネルを選ぶ

モダンな空間は、無機質な素材の家具やカーテンなどのアイテムで構成されることが多くなります。

色を増やさずにインパクトを与えたいなら、素材感の強いアートパネルを取り入れてみましょう。

素材感の強いアートパネルとは、表面に凹凸がある物やザラザラとした質感が特徴的な物のことです。

例えば、厚みのある油絵の抽象画や木彫りのパネル、枯草を貼り付けたような作品が挙げられます。

モダンリビングに合わせやすいおすすめのアートパネル7選

 
ここでは、モダンなインテリアに合わせやすいアートパネルをご紹介します。

シンプルなデザインから、個性的で素材感の強い物までありますので、ご希望のテイストに合うアートパネルのヒントを見つけてみてください。

【モノトーン】Heartart(ハートアート)ロープス パネル|FUJIE TEXTILE (フジエテキスタイル)

すっきりシンプルなモダンインテリアになじむ、モノトーンのファブリックパネルです。

昭和に活躍した日本のテキスタイルデザイナーの第一人者、粟辻博(あわつじ ひろし)氏がデザインしています。

粟辻博氏は京都に生まれ、京都市立美術専門学校(現・京都市立芸術大学)卒業後、会社勤めの傍らでテキスタイルデザインを手がけはじめました。

大胆な構図と豊かな色彩を自在に使い生み出されるデザインで、日本のテキスタイル界に革新をもたらしたデザイナーと言われています。

「Heartart(ハートアート) ロープスパネル」は、FUJIE TEXTILE(フジエテキスタイル)から発表されたファブリックです。

FUJIE TEXTILEは、1885年に京都・西陣で織物製造業として創業しました。

上質でデザイン性の高いインテリアファブリックを開発し、日本のテキスタイル市場の先駆者として現在まで続く老舗メーカーです。

粟辻博氏は、1960〜1980年代にFUJIE TEXTILEのデザインを手がけています。

カーテン・クッションなどにも使われているこのテキスタイルは、当時のデザインをリプロダクトした物です。

シンプルながら不規則でリズミカルなデザインが、モダンなインテリアにほどよいスパイスを与えてくれるでしょう。

60×60cmと92×92cmの2サイズで展開しており、92cmはロープ部分の柄の密度が濃い印象を受けます。

【アートミラー】Rhythm UMI(リズムウミ)|HITOSIO (ヒトシオ)

ミラーブランドHITOSIO(ヒトシオ)は、静岡の家具メーカー「塩川光明堂」によって立ち上げられました。

機能性だけでなく、暮らしを彩るインテリアアイテムの一つとして、デザイン性の高いミラーを取りそろえています。

モダンな絵画のようなミラー「Rhythm UMI(リズムウミ)」は、モダンインテリアにぴったりのアートとなるでしょう。

商品名にあるように、海の波打ち際をモチーフにリズミカルな柄が描かれています。

ブラック塗装・クリア・ブロンズ色・グレー色のミラーを組み合わせ、立体的に配置されており、非常にエレガントです。

映り込む景色や光の反射が、豊かな表情を生み出しモダンインテリアの魅力を引き立てます。

飛散防止加工が施されているので、万が一割れてしまっても破片が飛びちりにくく安心です。

【カラフル】Heartart(ハートアート) オーガスト パネル|FUJIE TEXTILE (フジエテキスタイル)

モノトーンの「Heartart(ハートアート) ロープス パネル」と同じ、FUJIE TEXTILE(フジエテキスタイル)のテキスタイルを使ったファブリックパネルです。

デザインも同様に、粟辻博(あわつじひろし)氏が手がけました。大胆な柄と鮮やかな色使いが、非常に印象的なアート作品です。

60×60cmと92×92cmの2サイズ展開で、60cm角はモチーフの一部をトリミングしたデザインを採用しています。

シンプルなモダン空間にダイナミックな彩りを添え、パンチのあるコーディネートを実現できるでしょう。

上質なコットン生地に、異なる色を重ねる「重色」と呼ばれる染色技法が使われています。

現在は復刻版として販売されていますが、ハンドプリントで生産され、デジタルプリントとは違う味わいのある仕上がりが魅力です。

【風景】PJÄTTERYD (プィエッテリード)アート3点セット 海岸|IKEA(イケア)

モダン空間を優しく演出する風景画のアートパネルをご紹介します。

スウェーデン発のインテリアブランド「IKEA(イケア)」のアートシリーズ「PJÄTTERYD (プィエッテリード)」。

「海岸」は、海辺を描いた56×56cmサイズのアートパネル3点セットです。

3枚横並びに飾ると一つの景色がつながるような演出が施されています。

1枚だけでも一つの絵画として完結しているので、飾るスペースの広さによって必要な枚数を飾れます。

淡い色調で色数が少ないため、モダン空間の邪魔をせず調和のとれたアイテム。

グレイッシュが特徴的な北欧モダンインテリアにもぴったりです。
フレームに入れないアートパネルは、表面がむき出しの状態となります。

上質なポリエステル100%のキャンバス地にプリントされており、きれいな布でから拭きできるので、ほこりや汚れのお手入れができるのも嬉しいポイントです。

【北欧ファブリック】ファブリックパネル Ruusupuu(ルースプー)|Marimekko(マリメッコ)

ファブリックパネルと言えば、北欧テキスタイルが外せません。

そもそも、ファブリックパネルは北欧で始まったという説もあります。

日本をはじめとして、世界中で絶大な人気を誇る「Marimekko(マリメッコ)」も、北欧テキスタイルブランドです。

1951年にフィンランドで創業されたMarimekko。

明るくポップな色使いと花やストライプなどの柄は、インテリアや暮らしをポジティブに彩ります。

これまでに、ファブリックだけでなく、洋服・バッグ・食器など3,500にもおよぶプリントデザインが生み出されてきました。

花をモチーフにした「UNIKKO(ウニッコ)」など、一目見ただけでブランド名を思い浮かべるほど人気の高いデザインが数多くあります。

1949年から活躍しているMarimekkoのデザイナー、「マイヤ・イソラ」がデザインした「Ruusupuu(ルースプー)」もその一つです。

バラの木をモチーフにしたデザインで、枝・葉は黒または緑で描かれ花が目立つようなカラー構成になっています。

カラフルな物や渋めの色味も多い北欧テキスタイルですが、ルースプーは、白黒はっきりしているデザインなのでモダンなインテリアにも合わせやすいでしょう。

【和モダン】アートパネル 息吹|箔一(ハクイチ)

和モダンインテリアには、墨絵などのアートもおすすめですが、少し個性的なアレンジを楽しみたい方は、こちらの金箔を使ったアートパネルはいかがでしょうか。

「息吹」は、砕いた金箔(金沢箔)を特殊な技法でちりばめた、グラデーションが特徴的なアートパネルです。

1975年創業の「箔一(ハクイチ)」は、当時全国で98%以上の生産量であるにもかかわらず、名前が知られていなかった「金沢箔」を国内外に広めた先駆者でもあります。

イタリアの照明器具メーカーとのコラボレーションや、漆と金箔で仕上げたUSBメモリなど、新しい試みで数多くの商品を生み出しています。

そのような流れのなかで、アートパネルも作られました。

和・洋どちらにもなじむ上品な雰囲気が、モダンな空間に映えることでしょう。

30×30cm・30×90cmの2サイズがあり、長方形タイプは縦横自由に飾れます。

【ラグ】VIVED RUG|BoConcept(ボーコンセプト)

思わぬアイテムがアート作品になることもあります。例えば、ラグやカーペットなどの敷物です。

通常ラグと言えば床に敷いて使用しますが、BoConcept(ボーコンセプト)では意匠性の高いラグをアートパネルのように飾る提案をしています。

海洋生物からインスピレーションを得たデザインで、1枚の抽象画のようです。

立体感のあるテクスチャーが、空間に奥行きを与えてくれるでしょう。

アースカラーで構成され、インテリアと調和しやすいですが、1m70cm×2m40cmと大きめサイズなので、非常にインパクトがあります。

MAYSが手掛けたアートを取り入れた実例3選

 
モダンなインテリアも数多く手がけるMAYSでは、アートパネルを取り入れたコーディネートも行っています。

ここでは、アートパネルでコーディネートに彩りを添えた実例をご紹介します。

アートで部屋全体のバランスを整える

Mays事例 印象的な部屋

部屋全体は、床・壁・天井は白で統一され、一面だけコンクリート打ちっぱなしの壁となっている無機質な空間です。

ギャラリーのような洗練された印象のモダンな部屋には、リートフェルトがデザインした「ZIG-ZAG(ジグザク)チェア」など、アイキャッチになるような特徴的な家具も置かれています。

ダークブラウンのソファやテレビボードが、白い内装材とのコントラストを作り、メリハリの効いたコーディネートです。

通常なら重さのある色が部屋の下半分に集中し、目線より上は殺風景になりバランスが悪くなってしまいます。

そこで、コンクリートの壁に、白ベースのブラウンで描かれた抽象的な柄のアートパネルを飾り、高い位置にも目線を誘導させる演出も施しました。

部屋全体にリズムが生まれ、安定したバランスで居心地のよい空間が実現できています。

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ナチュラルモダン空間のアクセントにアートを

Mays事例 ナチュラルモダン さりげないトレンド感のある家

明るい木質の床材で、あたたかみを感じられるナチュラルモダンなインテリア。

グレーのソファがやさしい雰囲気を印象づけていますが、このままだと色数が少ないためにやや物足りなさを感じてしまう場合もあります。

そこで、ぱっと目を引くような「黄色」が使われたアートパネルを飾りました。

カーテンやクッションなどのインテリアアイテムにも含まれていない色を使っていますが、部屋全体を調和するアイキャッチとなっています。

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ソファと同色のアートで

Mays事例 静謐な暮らし

アクセントというよりは、空間になじむアートパネルを取り入れたコーディネートです。

ソファなどのやわらかさを感じる明るめのグレーとアートのグレーが近い色のため、お互いに呼応しています。

アート自体は目立ちませんが、何もない壁に色が加わることでシンプルな空間がバランスよくまとまり、居心地のよい空間演出ができます。

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MAYSならアートパネルなど小物も含めてインテリアコーディネート可能

Maysへ

シンプルなモダンリビングでも、アートをプラスすれば物足りなさを緩和して、居心地のよいコーディネートが可能です。

しかし、色・柄・サイズなど選ぶ要素がたくさんあるアートをどうコーディネートすればよいか心配な方も多いと思います。

そんなときはインテリアのプロに依頼してみてはいかがでしょうか?

MAYSでは、アートパネルだけでなく、カーテン・照明などのインテリアアイテムや小物を含めてコーディネートをご提案しています。

部屋全体のバランスや住まいのあり方を考慮して、ぴったりのアートもご提案可能です。

アートパネルを取り入れて、センスのよい暮らしを実現したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

文・松田 ともみ(インテリアコーディネーター)

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