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ジャパンディの配色基本ルールで統一感ある空間を実現する方法

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ジャパンディスタイルに興味はあるけれど、どんな色を選べばいいのかわからない、色の組み合わせ方に自信がないという方も多いのではないでしょうか。

配色は空間の印象を大きく左右するため、失敗したくない気持ちはよくわかります。

本記事では、ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーの黄金比をもとに、ジャパンディを実現するための配色の基本ルールと、具体的な色の組み合わせ方をわかりやすく解説します。

ぜひ参考になるヒントを見つけて、落ち着きとぬくもりを兼ね備えた、理想のジャパンディを叶えてみてください。

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目次

ジャパンディとは?

ジャパンディとは、日本の「侘び寂び」と北欧デザインの「シンプルさ・機能美」を融合させたインテリアスタイルです。

自然素材を用いたナチュラルな空間演出や落ち着いたカラーコーディネートを基調としています。

ミニマルでありながらも、あたたかみのある空間を演出できるのが特徴です。

ジャパンディスタイルを引き立てる配色のポイント

ジャパンディの配色は、ニュートラルカラーを基調とするのがポイントです。

ニュートラルカラーとは、彩度が低く主張しすぎない中間色のことで、白・ベージュ・グレーなどが代表的です。

ニュートラルカラーのなかでも明るい色味であるアイボリー・ベージュ・ライトグレーなどを基調にしながら、ポイントを絞ってダークブラウンやブラックを加えて空間を引き締めるとよいでしょう。

このようなカラーコーディネートは、落ち着き・静寂・調和というジャパンディが持つ「侘び寂び」にも通じる空間を演出できます。

さらに、空間の色数を絞ることも意識してみてください。

洗練された雰囲気が生まれ、引き算の美学を体現した空間になります。

ただし、単調に感じられる場合は、同系色のグラデーションを活用するのがおすすめです。

例えば、ベージュ系ならライトベージュ→モカ→ブラウン、グレー系ならライトグレー→グレージュ→ダークグレーといった段階的な配色により、色数を増やさずに奥行きと変化を生み出せます。

ジャパンディに合う配色の基本

ジャパンディスタイルを実現するには、配色の基本を押さえることが重要です。

ここでは、空間全体のバランスを整えるための「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」の黄金比率と、それぞれに適した色の選び方を詳しく解説します。

ベースカラー

ベースカラーは空間全体の70%を占める基調色で、部屋の印象を決定づける重要な要素です。

壁・床・天井など面積の大きい部分に使用され、空間の雰囲気を左右します。

ジャパンディのカラーコーディネートでは、ベージュ・アイボリー・ライトグレーなど自然素材由来のニュートラルカラーをベースにしてみてください。

そうすることで、明るく柔らかいトーンの「空間の余白」が生まれ、落ち着いた雰囲気を演出できます。

アソートカラー

アソートカラーは空間全体の25%程度のバランスで導入し、ベースカラーを引き立てる補助色です。

家具・カーテン・ラグなど中程度の面積に使用され、ベースカラーとアクセントカラーをつなぐ橋渡しの役を果たすため、空間全体のバランスを整える重要な役割を担います。

グレージュ・ブラウン・モカなどの中間トーンを中心に選ぶと、ジャパンディらしさを表現できるでしょう。

とくに、木材の質感を活かしたナチュラルブラウンや、落ち着いたグレージュを取り入れることで、あたたかみと落ち着きを両立させながら空間に深みを与えることができます。

アクセントカラー

アクセントカラーは空間全体の5%程度を加えて変化と個性を与える強調色で、クッション・アート・花器などの小物で取り入れます。

ベースカラーとアソートカラーが空間全体の95%を占めるのに対し、アクセントカラーを5%取り入れると、洗練された印象を保ちながら適度なメリハリを生み出せます。

ジャパンディのイメージに合わせるなら、グリーン・テラコッタ・カーキ・えんじなど自然由来の色を取り入れてあたたかみをプラスするとよいでしょう。

また、ブラックを加えると空間を引き締める効果が生まれます。

ベースカラー・アソートカラーとの調和を意識しながら、ポイント的に配置することが大切です。

ジャパンディの魅力を引き出す色の組み合わせ

具体的にジャパンディに適した色の組み合わせには、どのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、3つのパターンを紹介します。

パターン1:あたたかみがあり自然素材の質感を活かした「ナチュラル&ウォーム」

  • ベースカラー(壁・天井)70%:アイボリー・ベージュ
  • アソートカラー(ソファ・ダイニングテーブル・ラグ)25%:ナチュラルブラウン・モカ
  • アクセントカラー(クッション・観葉植物・インテリア装飾小物)5%:テラコッタ・グリーン

パターン2:洗練された印象で都会的なスタイルを実現する「モダン&クール」

  • ベースカラー(壁・床)70%:ライトグレー・オフホワイト
  • アソートカラー(家具・カーテン)25%:グレージュ・ダークグレー
  • アクセントカラー(照明器具・アート・インテリア装飾小物)5%:ブラック・カーキ

パターン3:柔らかく上品な雰囲気でリラックスできる「ソフト&エレガント」

  • ベースカラー(壁・天井・カーテン)70%:ウォームベージュ・クリームホワイト
  • アソートカラー(ソファ・ラグ・収納家具)25%:ライトブラウン・グレージュ
  • アクセントカラー(クッション・アート・インテリア装飾小物)5%:えんじ、ダークブラウン

ジャパンディに合うおすすめのアイテムと色の組み合わせ

実際にジャパンディスタイルに合う家具やインテリアアイテムを紹介します。

ぜひ、カラーコーディネートやデザインを参考にしてみてください。

ソファ(ベージュ・グレー)

1959年にイタリアで創業したFLEXFORM(フレックスフォルム)から発売されているベストセラーソファ「GROUNDPIECE(グラウンドピース)」。

最大の特徴は、ソファ自体が低く奥行きがあるため、空間に圧迫感を与えにくく、視線の抜けを演出できるところです。

イタリアを代表するデザイン界の巨匠、「アントニオ・チッテリオ」が監修しました。

ファブリックの雰囲気とベージュカラーが相まって、ジャパンディスタイルにもマッチしています。

ダイニングテーブル(ブラウン)

RIVA1920(リーヴァ)は、1920年に創業したイタリアを代表する無垢材家具ブランドです。

職人が一人ひとりハンドメイドで製作しており、自国生産に加えて、環境負荷に配慮した計画伐採材を使用するなど、確かな信念を持ったブランドと言えるでしょう。

今回ご紹介する「KAURI BEAM(カウリビーム)」は、無垢のカウリ材を天板として取り入れたダイニングテーブルです。

天然木が持つ独特の風合いと、ブラウンの色合いがマッチし、自然との調和を目指すジャパンディスタイルとも相性は抜群です。

経年変化を楽しみながら、家具とともに歩む、そんな生き方に向いています。

収納家具(ミディアムブラウン×ブラック)

人の心を動かす家具を目指すRitzwell(リッツウェル)は、1992年に福岡県で創業しました。

大量生産・合理的主義に逆行するかのように、徹底的に手仕事にこだわり、時間をかけて深い味わいのある家具を製作しています。

今回ご紹介する「JABARA(ジャバラ)」は、日本の夏に町家でみられる「葦戸(よしど)」にインスパイアされたサイドボードです。

無垢材を一本一本細く切り分け、表面に丸みを持たせることで、存在感が際立つだけでなく、品格を漂わせます。

無垢材のブラウンと、脚部のブラックが適度に空間を引き締めるため、シンプルになりがちなジャパンディスタイルを彩ってくれるでしょう。

リネンカーテン(アイボリー)

サンゲツから発売されている「SC7032」は、ニュアンスカラーと柔らかい表情が魅力的なリネンです。

ジャパンディスタイルのアソートカラーとして採用すれば、より空間がナチュラルな印象にまとまり、居心地のよさを感じられます。

ラグ(ブラウン・グレージュ)

こちらは、「ZARA HOME(ザラホーム)」から発売されている「編み込み ジュート ラグ」です。

シナノキ科の黄麻(こうま)と呼ばれる植物から作られる天然素材がジュートと言われ、丈夫で通気性が高いのが特徴です。

ジュートを編み込んだラグは、天然素材の風合いで触り心地もよく、通気性にも優れています。

ライトベージュカラーが、ジャパンディスタイルにもぴったりです。

クッション(テラコッタ・ブラウン)

前述のラグと同様に「ZARA HOME(ザラホーム)」から発売されているクッションカバーです。

オーガニック栽培認証のコットンを素材に使用しており、両サイドにはフリンジをあしらったデザインが特徴的です。

自然素材や侘び寂びを大切にするジャパンディスタイルとも相性は抜群でしょう。

照明(ホワイト・和紙)

北欧デンマークのインテリアブランド「HAY(ヘイ)」。

北欧と日本を掛け合わせたジャパンディスタイルの、主役とも呼べるペンダントライトです。

「PAPER SHADE」は、円形のランタンデザインを採用し、竹製のフレームに軽量な紙を巻きつけることで、柔らかい雰囲気をまとった日本の提灯のようです。

どこかシンプルになりがちなジャパンディスタイルにおいて、ダイニングテーブルの上に吊るせば、いつもの食卓がさらに華やかになること間違いありません。

ジャパンディの配色でよくある失敗と解決策

ジャパンディスタイルの配色では、よくある失敗パターンがあります。

ここでは、代表的な失敗例とその解決策を紹介します。

色が多すぎて統一感が失われる

「お気に入りの色をたくさん取り入れたら、かえってまとまりのない空間になってしまった。」

これは、ジャパンディに限らずインテリアのカラーコーディネートでよくある失敗です。

とくに、ジャパンディでは「引き算の美学」を大切にしており、余分な要素を削ぎ落とすことで洗練された印象を作り出します。

そのため、色数が増えすぎると統一感が失われ、落ち着きのある雰囲気を壊しかねません。

色数を3色程度に絞り、「ベースカラー70%:アソートカラー25%:アクセントカラー5%」の黄金比率を基にカラーコーディネートを意識してみてください。

この比率に合わせて配色することで、ジャパンディらしい調和のとれた空間を実現できるでしょう。

トーンがバラバラで落ち着きがない

トーンとは、色の明るさや鮮やかさを表す要素で、明度と彩度の組み合わせによって決まります。

明度や彩度が異なる色を混在させると、空間全体に違和感が生じ、まとまりのない印象になってしまいます。

ジャパンディは、「静謐で洗練された空間」であることが特徴の一つです。

同じトーンで色をそろえて、統一感のある落ち着いた雰囲気を生み出すとよいでしょう。

アクセントカラーを使いすぎる

アクセントカラーは、空間全体の5%以内に抑えることが理想的な配分です。

多用すると視線が分散し落ち着きのない印象を与えてしまいます。

「余白」や「静けさ」を大切にしたいため、アクセントカラーはクッションや花器・アートなどの小物にポイントで使うのがおすすめです。

それだけでも、空間に奥行きと個性を与えることができます。

「少ないからこそ際立つ」という考え方を意識して、控えめで洗練された配色を心がけてみてください。

ベースカラーが暗すぎる・重すぎる

壁や床に濃い色を選ぶと、空間全体が圧迫され、狭く感じられます。

余白や開放感を大切にするジャパンディの空間では、ベースカラーに明るく柔らかいトーンを選び、広々とした印象を作ることが重要です。

オフホワイトやライトベージュ・ライトグレーなどの淡い色は、光を反射しやすく、空間に広がりと明るさを生み出します。

ダークトーンの床材を使用している場合は、明るい色のラグを敷くといった工夫も効果的です。

自然光との相性を考慮していない

照明の光と自然光では、色の見え方が大きく変わります。

例えば、インテリアショップで選んだベージュのソファが、自宅の自然光の下では思ったより白っぽく見えたり、あるいは黄味が強く感じられたりすることがあります。

壁紙や家具の色を選ぶ際は、カタログやモニター上の色だけで判断せず、できるだけ実際の部屋で異なる時間にサンプルを確認しましょう。

素材の質感を無視した配色

色味や部屋内でのカラー比率だけでなく、素材の質感との調和も重要なポイントです。

光沢感のある素材は、ジャパンディの持つ自然との融合を感じさせる雰囲気とは異なります。

マット・グロス・木目など、異なる質感を組み合わせることで、空間に奥行きと豊かさが生まれます。

光沢の少ない、適度な粗さがある自然そのものの素材感を意識して、ジャパンディらしい印象を作りましょう。

例えば、無垢材の床にリネンのカーテン、マットな質感の陶器を組み合わせると、素材同士が調和し、落ち着いた雰囲気を演出できます。

色と質感の相乗効果を意識して、まとまりのある心地よい空間を目指してみてください。

既存のインテリアとの不調和

新しく取り入れる色が既存の家具や床・壁の色と合わないと、その部分だけが浮いてしまい、空間全体の調和が崩れてしまいます。

「統一感と調和」は、ジャパンディ空間を作るための重要な要素です。

そのため、新しいアイテムを選ぶ際は、既存のインテリアとのカラーバランスを確認しながら選びましょう。

場合によっては、壁紙や床材などの内装材の変更や、既存家具の買い替えの検討も必要です。

色だけでなく家具のデザインや質感など全体のトーンをそろえることで、よりこなれたジャパンディらしい空間を実現できます。

季節感を無視した配色

一年中同じ配色では、空間が単調になりがちです。

日本の四季の美意識と北欧の自然との調和を大切にすることも、ジャパンディらしさを表現する一端を担います。

そこで、季節ごとにアクセントカラーを変えて、空間に新鮮さを生み出すのもおすすめです。

例えば、春夏はペールグリーンやライトブルーなどの涼やかな色を、秋冬はテラコッタやマスタードイエローなどのあたたかみのある色を取り入れると、四季折々のイメージを演出できます。

大型家具を取り替えるのは大変ですが、クッションカバーやブランケット・花器などの小物で色を変えるだけでも十分です。

気軽に季節に合わせた配色の変化を楽しみながら、心地よい暮らしを実現しましょう。

高級家具のインテリアコーディネート、家具リースならMAYSへ

ジャパンディスタイルの美しいコーディネートを実現するなら、高級家具を使ったインテリアコーディネートを行うMAYSにお任せください。

ここでは、トータルコーディネート可能なMAYSのインテリアに関わるサービスについて、詳しく紹介します。

現地調査で間取りや広さ・部屋の特徴を把握してからのプランニング

現地で部屋の特徴をしっかり調査してからプランを作成するため、配色だけでなく動線計画や暮らしやすさにも配慮したご提案が可能です。

見た目のよさだけでなく、心地よい生活を実現できます。

提案から配送設置までワンストップサービス

家具の選定だけでなく、配送設置までワンストップで対応しており、インテリアに関する面倒な手配をすべてお任せいただけます。

繊細な取り扱いが必要な高級家具の扱いにも慣れた配送スタッフが、丁寧にお届けするので安心です。

専属コーディネーターによるライフスタイルに合わせた提案

年間約1,000件の豊富なコーディネート実績を誇るMAYSでは、経験豊富なコーディネーターが専属で対応しています。

狭小住宅やマンション、別荘など多様な空間にも柔軟に対応可能です。

お客様のライフスタイルにしっかり寄り添ったインテリアプランをご提供しています。

提案商品は購入またはリース/レンタルサービスの利用も可能

国内外100以上のブランドを取り扱っており、すべて購入できます。

リース/レンタルサービスも行っているため、オフィスやサロンなどにおいて、初期費用を抑えた高級家具の導入も実現できるでしょう。

MAYSのインテリアコーディネートサービス料金目安

【コーディネート料金】

  • 1R/1K(単一間取りの場合) 40,000円
  • リビング 20,000円
  • ダイニング 20,000円
  • ベッドルーム 20,000円
  • そのほか1部屋追加 20,000円
  • 小物ディスプレイ(1ヵ所) 10,000円
  • インテリアプランの変更 5,000円/回
  • 追加プラン作成 30,000円/回
  • キャンセル料 30,000円

詳しくは、サービス料金ページもご確認ください。

MAYSのインテリアコーディネートサービスご納期目安

お客様の希望納品予定により、全体の進行状況は変動しますが、基本的なスケジュールは以下のとおりです。

  • 内見・採寸からプラン作成:最短1週間
  • 家具の購入代行手配(在庫確認含む):約1週間
  • 購入ご契約から搬入・設置まで:約2~3週間

現地調査や提案から納品まで、最短1ヵ月はかかるため、想像以上に時間がかかると感じられる方も多いのではないでしょうか。

受注生産品や海外取り寄せ品は、納期にさらに時間がかかることも多いため、インテリアコーディネートサービスは、早めにご相談いただくことをおすすめしています。

30秒で申し込み可能なオンライン相談実施中

MAYSでは、30秒で簡単に申し込めるオンライン相談を実施しています。

お忙しい方でも、ご自宅や外出先から気軽にインテリアの相談が可能です。

「色や素材の組み合わせに迷う」「どこから手をつければいいかわからない」といったインテリアのもやもやも、プロのコーディネーターが丁寧にヒアリングし解決へと導きます。

漠然とした悩みや要望でも問題ありませんので、まずはお気軽にご相談ください。

>>オンライン相談の申し込みやMAYSのサービス内容詳細はこちら

海外でトレンド「ジャパンディ」とは?日本×北欧を実現するコーディネートのポイント
リビングをジャパンディスタイルに演出するためのコーディネート術!
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文・松田 ともみ(インテリアコーディネーター)

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