別荘に適した家具の選び方とは?理想の休暇を実現するためのインテリアコーディネート!
忙しい毎日で積み重なるストレスや疲労をリフレッシュするために、別荘やセカンドハウスで保養や二拠点生活を送る方が増えています。
日常生活とは異なる過ごし方を送る場所では、どのような家具をどのように選べばよいのでしょうか。
生活感が少ない非日常体験をするためにも、インテリアコーディネートは重要です。
そこで本記事では、別荘にマッチする家具の選び方を具体的なポイントとともに提案
します。
おすすめの家具紹介やインテリア全体のコーディネートポイントも解説しますので、理想の別荘生活を送ることができるようになりますよ。
目次
別荘とセカンドハウスの違いとは?
別荘とセカンドハウスは同じように感じますが、実際には違いがあります。
別荘は、主に保養のために年に数日程度の利用が想定されています。
一方で、セカンドハウスとは、自宅のほかに生活拠点として居住するための第二の住まいという位置付けです。
そのため、セカンドハウスの目的は「生活をするため」に、月に最低1日以上は滞在する必要があります。
セカンドハウスは、週末にリフレッシュするために、海や山・森などの自然が豊かなエリアに構えるケースがあります。
また、通勤の負担を軽減する目的で自宅とは別に会社の近くにセカンドハウスを用意して、週末には自宅に戻る場合もあるでしょう。
リモートワークが定着し、自宅では家族がいて集中できないといった理由から、自宅近くにセカンドハウスを設ける方もいます。
リモートワークがメインの場合は、別荘を仕事場として活用する方もいるかもしれません。
しかし、一般的には「別荘=保養目的」で、リラックスする場として利用する方が多い傾向です。
別荘を所有するメリットやデメリット
保養目的の別荘ですが、働き方の変化に伴い、利用する目的や使い方の幅は広がっています。
あえて別荘を持つことで得られるメリットや、注意すべきデメリットを解説します。
ライフスタイルや目的に合わせて、求めている暮らしにマッチするかどうか検討してみてください。
メリット
リゾート地に建てられることが多いため、自然豊かな環境に身を置けます。
日常から離れたゆとりある贅沢な時間を過ごし、心身を癒してリフレッシュする場所として最適です。
生活圏内を離れた場所にあるため、家族や親しい友人だけで心置きなく過ごせる点もメリットの一つです。
海の近くなら、サーフィンやマリンスポーツを楽しめますし、森の中なら森林浴や登山を満喫できます。
自然の景色や音は、都会の喧騒とは異なり、心穏やかに安らぎを与えてくれます。
また、ホテルや旅館とは異なり、他人とスペースを共有することもなく、自分たちのペースで気ままに過ごせるのもメリットです。
好みのインテリアテイストで好きな家具を揃えれば、理想の暮らしを叶える場にできるでしょう。
デメリット
別荘を所有する大きなデメリットの一つは、費用が思っている以上にかかることです。
購入費・管理費だけでなく、固定資産税や火災保険料などがかかります。
また、別荘はリゾート地に建てられていることがほとんどであり、生活圏からコンビニエンスストアやスーパー・病院などが遠く、利便性が悪い傾向がみられます。
当然、都市部と比較すると自然災害の影響を受けやすい点も、デメリットといえるでしょう。
別荘地の多くは山間部や海沿いなど、自然環境が豊かな立地です。
山間部であれば天気の移り変わりが早く、急な大雨や大雪などに見舞われることもあるかもしれません。
海沿いであれば潮風の影響による塩害の被害も心配です。
このように、維持費を含めた費用や、立地の問題で別荘を諦めてしまう方も珍しくありません。
別荘に適した家具選びのアイデア集
ゆったりとした時間の流れに身を置いて、リラックスするためにはどのような家具を用意するとよいのでしょうか。
ここでは、家具選びのポイントを具体的に紹介します。
ロケーションに適した家具とテイストを選ぶ
検討中または所有している別荘が、どこにあるのかもポイントになります。
例えば海に面した湘南なのか、河口湖周辺なのか、八ヶ岳山麓の森の中なのかなど、周辺の自然環境によって選ぶ家具やインテリアのテイストも変わるでしょう。
海辺の別荘なら、白と青を基調とした内装・家具を揃えて、ギリシャ・サントリーニ島のようなリゾート感あふれるスタイルにするのもおすすめです。
アメリカ西海岸風のビンテージ家具を取り入れた、ナチュラルな雰囲気にしてもよいかもしれません。
河口湖周辺であれば、暖炉と調和する木製家具を中心とした北欧スタイルもぴったりです。
このように、ロケーションに適した家具を選ぶことで、より景観とマッチし品位のある別荘を実現できます。
過ごし方に合わせたアイテムを選ぶ
冒頭でもお伝えした通り別荘は年に数回の利用を想定した、保養目的で訪れることが多い施設です。
そのため、日常生活に必要な家具だけではなく、保養を目的としたアイテムも選ぶことをおすすめします。
例えば、大きめのソファやパーソナルチェア・ラウンジチェアのほか、ハンモックやデイベッドなど、別荘での暮らしと景観をより楽しめる家具を用意してみてください。
また、しっかりと睡眠をとり疲れを癒すことも大切です。
ベッドマットレスや寝装品にもこだわり、ゆっくり過ごせる寝室にコーディネートしてみてください。
抜け感のある家具やインテリアアイテムを選ぶ
別荘には、高い天井や一続きになっている大空間などがあり、広々とした室内であることが多い傾向です。
別荘ならではの広い空間を活かすためには、視線が抜けるような低い家具を揃えるとよいでしょう。
なお背の高い収納家具を配置する際は、壁側に寄せてみてください。また、視界を遮らないように照明器具の位置やサイズ、デザインも考える必要があります。
大きめのペンダント灯が窓の外の景色を遮ってしまう、スタンドライトが通路の邪魔になるなど、阻害要因にならないよう注意が必要です。
別荘で理想の滞在を実現する!おすすめの家具3選
保養目的の別荘で、ゆっくりと癒しの時間を過ごすためには非日常感を味わえる家具選びも大切です。
自宅で生活するための家具とは異なる視点で、別荘におすすめの家具を3つ厳選してご紹介します。
Scarlett|Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)
海に面した別荘では、目の前に広がる海を眺めて過ごす贅沢な時間を堪能したいと考える方も多いでしょう。
海側に向かって大きく開かれた窓がある別荘も、よく見かけます。
そのようなシーンにおすすめなのが、回転式のデイベッドにもなるソファです。
円形のソファの半分に背もたれがあり、やわらかく身体を受け止めてくれるクッションがたっぷり置かれています。
360度回転するため、窓の方向だけでなく、必要に応じて反対側に設置したテレビ側に向けることもできます。
Santorini(サントリーニ)|PAOLA LENTI(パオラレンティ)
アウトドアリビング用の家具をご紹介します。
アウトドア家具はナチュラルモダンなデザインやラタンを使った物が多い印象ですが、こちらのシリーズはポップでカラフルなテイストが魅力的です。
落ち着きのあるカラーコーディネートも可能ですが、大胆にアクセントになる色使いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
HIGH-WAVE(ハイウェーヴ)|Molteni&C(モルテーニ)
日常を離れてリラックスし、疲れを癒すための滞在には、健やかな睡眠は欠かせません。
寝室の家具にもこだわり、しっかり眠れる環境を整えましょう。
ベッドヘッドのボードは、2段階に調節できる機構が内蔵されており、ベッド上で背中を預けて読書をするときも快適に過ごせます。
また、マットレス下に大型収納スペースを付けることも可能です。
生活空間を広くすることを優先して、収納スペースが少ない間取りを採用した別荘においても便利に使えます。
別荘に適したインテリアコーディネートのアイデア集
別荘にぴったりの家具の選び方はわかりましたが、選んだ家具をより活かすためにはコーディネートを意識しなければいけません。
家具のレイアウトや全体の統一感など、別荘のインテリアコーディネートのポイントを解説します。
テーマに即した統一感のあるコーディネートを意識する
まずは、インテリアテイストを決めましょう。保養が主な目的の別荘では、リラックスできるインテリアテイストを意識します。
別荘全体でテーマを決めて、ブランドやシリーズを揃えると決めやすいのではないでしょうか。
また内装材や家具・照明、カーテンなどのインテリアアイテムの色・素材を揃えれば、統一感を出しやすくなります。
なお家具の高さや奥行きを揃えて、まとまりのある空間にすることも意識してみてください。
開放的な空間を阻害しない動線を検討する
家具の選び方でもお伝えしたように、別荘の開放的な空間を邪魔しないようなレイアウトを考えます。
生活動線の邪魔にならないように、家具の占有面積を意識して余白のスペースを作ってみてください。
家具の分量は、部屋の広さの三分の一が理想です。通路幅は、大人が正面を向いて歩けるように、60cm以上は確保するようにしましょう。
また、ライフスタイルに応じてレイアウトや必要な家具サイズも変化します。
- 大きなソファでくつろぐ
- パーソナルチェアで個々がゆっくり過ごす
- ダイニングテーブルに集まって会話を楽しむ
このように、過ごし方も踏まえて家具の選定やレイアウトを検討してみてください。
内と外のつながりを考えたレイアウトを考える
別荘の多くは海や山・森など、自然が豊かな場所にあります。
自然を取り込み、リラックスした気持ちで過ごせるように内と外のつながりを考えてみてください。
具体的には、アウトドアリビングの導入や窓の外を眺める家具レイアウトを検討します。
海や森の景色を、一つのアート作品のように室内に取り込むことを意識するとよいでしょう。
窓をフレームに見立てて、ダイニングやリビングから眺められるような配置を意識してみてください。
自然素材のコーディネートを計画する
内と外のつながりを考えた場合、室内のインテリアも自然になじむようなコーディネートを意識します。
森の景色を取り込むのであれば、室内にも木のぬくもりを感じられるような内装や家具を選ぶのがおすすめです。
例えば、無垢の床材や木製の壁材を使ったり、ウッドブラインドを取り入れたりしてみてはいかがでしょうか。
海辺の別荘をアジアンリゾートのような雰囲気にするなら、ラタン家具やインドネシアのバティック生地をソファカバーやクッションに用いるとよいでしょう。
また、海や空の青、木々の緑や茶など、外の景色から抽出できるカラーを取り入れると一体感が生まれやすくなります。
日常生活を切り離したインテリアを楽しむ
別荘は、非日常感を味わうための空間です。
リゾートホテルのような雰囲気を出すと、より心地よく過ごせます。
生活のしやすさや機能面にこだわりすぎず、どうすればリラックスできるかを考えるようにしてみてください。
テレビやラジオなどを消して、自然の音や穏やかな音楽を楽しめるように音響設備にこだわってもよいでしょう。
普段なら少し暗いと感じるような照明計画にして、静かに夜を楽しむのもよいかもしれません。
読書や作業に不便さを感じるようであれば、スタンドライトで手元の明かりをプラスしてみてください。
大胆なアート作品で遊び心を演出する
自然を堪能するだけでなく、思い切ってアート作品を楽しむ空間にしてみても、非日常感を味わえます。
インテリアテイストになじむような絵画や写真・オブジェなどを、壁や余白スペースに飾るとよいでしょう。
どのようなアイテムを選ぶとよいかわからない方は、カーテンやソファの張り地・クッションに使っている色を取り入れるとコーディネートしやすくなります。
アイコンになるようなデザイン家具を置くのも素敵です。
シンプルなソファに、目を引くようなデザインのパーソナルチェアを組み合わせてみてください。
五感を満たすための環境作りをする
ゆっくりする時間だけではなく、五感全体で癒しを感じられる環境を作りましょう。
車や人の声など、生活上の煩わしい音から開放されて潮騒や鳥の鳴き声、川の流れる音、木の葉擦れの音を楽しめるのが別荘生活の醍醐味です。
しかし、常に窓を開けて外の環境を取り入れられないことも踏まえて、室内の環境も整えてみてください。
温度・湿度管理や空気清浄など、目に見えない空気環境の整備も重要です。
また、騒音対策やアロマで心地よい香りを部屋に満たすなどの工夫をするとよいでしょう。
別荘の家具選定やインテリアコーディネートでお困りならMAYSへ
非日常的な時間を過ごすための別荘では、日々の生活の場よりも家具の選び方やインテリアコーディネートがわかりにくいかもしれません。
広い空間を存分に活かし、癒しの空間を作りたいもののどのようにすればよいかわからない場合は、インテリアのプロに依頼してみてはいかがでしょうか。
別荘やセカンドハウスのコーディネートも手掛けているMAYSの、インテリアサービスについてご紹介します。
オンラインでの気軽な相談もできますので、ぜひ参考にしてみてください。
年間約1,000件の実績を誇るプロのコーディネーターが理想の空間を演出
東京・港区を中心に年間約1,000件のインテリアコーディネートを手掛けています。
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別荘特有の課題を解決し、特別感のあるインテリアコーディネートを実現可能です。
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MAYSのプランは、提携する100を超えるブランドから選んだ、お客様の理想を叶えるためのご提案です。
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異なるブランドの商品も、一度倉庫に集約してからまとめて配送しています。
離れた場所での家具納品立ち会いは、できれば一度で終わらせたいと考える方も多いのではないでしょうか。
「〇月〇日〇時」と時間まで指定できるため、納品立ち会いの手間や無駄な待ち時間を減らせます。
梱包材の引き取りや組み立て設置も行いますので、その日のうちにすぐ使い始めることができます。
こまめに家具を入れ替えたい場合はリース/レンタルにも対応
リース/レンタルサービスも行っています。
別荘を賃貸している場合、一定期間で契約を終えて違う場所に移り住む可能性があるかもしれません。
新しい別荘では、サイズやレイアウトがマッチせず、せっかく買った家具が使えなくなるケースがあります。
リース/レンタルなら、別荘の契約期間終了後は新しい家具の入れ替えも可能です。
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インテリアの相談といっても、何から話せばよいか迷われるかもしれません。
MAYSでは、気軽にご質問いただけるオンライン相談を実施しています。
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文・松田 ともみ(インテリアコーディネーター)