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カウチとソファの違いは?カウチソファの魅力や選び方を解説

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「カウチ」という言葉を耳にすることがあるけど、ソファとどう違うのかよくわからないと感じることはありませんか。

カウチソファについて知れば、ソファ選びの幅が広がり、お部屋のインテリアコーディネートもより楽しくなります。

本記事では、年間約1,000件のインテリアコーディネートサービスの実績を持つMAYSの視点で、カウチソファの特徴について解説します。

カウチとソファの違いだけでなく、カウチの語源からI字型やL字型などの種類まで詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

カウチソファを取り入れて満足のいくリビングづくりを実現しましょう。

目次

カウチソファとは

カウチソファーとは

日本では、一般的にリビングに置いてゆったり座る長椅子をソファと呼びます。

似たような言葉に「カウチ」がありますが、こちらは「座面が広く作られていて、横になったり足を伸ばしたりできる寝椅子」のことです。

そのため、カウチはソファ以上にリラックスして使用できるのが特徴と言えます。

現在の日本では、カウチソファはソファの一種で、左右どちらかの座面が広くなっているものを呼ぶことが多い印象です。

また、カウチをシェーズロングやデイベッドと呼ぶこともあります。

カウチの語源

カウチ:couchは、古フランス語で「横たわる」を意味するcoucherが変化してできた単語です。

変化の過程は以下の通りです。

1.coucher:古フランス語で「横たわる」の意

2.couche:精神科の治療で使用する「患者が横たわる長椅子」の呼称

3.couch:イギリス英語で「足を伸ばして横になれる長椅子」の意

ちなみに、ソファはアラビア語のsuffaに由来し、カウチとは全く別の語源です。

カウチの意味

英語辞書を引くと、カウチとソファはそれぞれ下記のように記述されています。
※2単語とも和訳済みです。

・couch:2人以上で座れるクッション性のある長椅子

・sofa:背もたれとひじ掛けがあり、2人以上で座れるクッション性のある長椅子

紛らわしいカウチとソファという英単語は、カウチは背もたれやひじ掛けの有無は関係ないもの、ソファは背もたれとひじ掛けがあるものと定義されています。

ただ、現在のイギリスでは、カウチという英単語はあまり使われることがありません。

精神科の治療で用いられる患者が横になれる椅子や待合室にある背もたれ、ひじ掛けが低いベンチのようなソファなどをカウチと呼びます。

一方、北米やオーストラリアでは、ソファのことをカウチと言い、ソファという単語は頻繁には登場しません。

広大な土地に大きな家を建てているイメージのある北米やオーストラリアでは、大きなソファが多く、たいてい横になれるのでカウチという言葉のほうが定着したのだろうと考えられています。

カウチの歴史

カウチは語源が古フランス語にあるように、フランスが発祥の地です。

ソファが誕生する18世紀よりも前、横たわるものをcoucherと呼ぶようになったことから始まりました。

その後、精神科で患者が横になる椅子をcoucheと言うようになり、イギリスで足を伸ばしてゆったり座れる長椅子をcouchと表すようになりました。

古フランス語にルーツがあるcouchという単語は、現代のフランス語ではベッドを意味します。

一方ソファは、カウチとは別の経路でフランスに到来しています。

18世紀、貴族が優雅に座るためにクッションを詰めた長椅子が作られ、ソファと呼ばれるようになったのです。

余談ですが、1980年代にはやった「カウチポテト」という言葉をご存じですか。

カウチポテトはアメリカで誕生した言葉です。

もともとは「ソファの上でテレビを見ながら、ぐうたらとしている人」をジャガイモに例える揶揄表現として使われていました。

このことからも、アメリカではソファのことをカウチと呼ぶことがよくわかります。

なお、アメリカのポップカルチャーとともに「カウチポテト」という言葉がやってきた日本では、少し意味が変化しました。

「ソファの上でテレビを見ながらポテトチップスを食べること」を指す表現として使われるようになり、カウチという言葉を日本でも耳にする機会が増えたのです。

カウチソファの種類

カウチソファー 種類

カウチソファは、足を伸ばして横たわることのできるソファのことを指し、定義も曖昧です。

そのため、あらゆる形状の種類があります。

I字型もL字型も存在し、背もたれやひじ掛けは大きさや形がさまざまです。

I字型

I字型は、カウチソファの基本型と考えることができ、1人で横になってくつろぐ際に適しています。

一見するとベッドのように見えるかもしれませんが、背もたれのみだったり、ひじ掛けが一部のみについていたりします。

なかには座面が体に沿うように傾斜がついているものもあり、心地よく座れるのが特徴です。

L字型

L字型は、カウチソファのなかでもよく見かける種類で、2人以上がリラックスして座れる作りになっています。

3人掛けであれば、1人分の座面が広くなっていて、ほかの2人分が普通のソファと同じ形状をしています。

コーナーソファと間違われやすい特徴がありますが、コーナーソファは座面が広くなったものではないこと、ひじ掛けや背もたれが必ずあることに着目すると違いが理解できるでしょう。

|一体型

一体型は、L字型カウチソファが全シート一体となっていて、並べ替えたり増設したりすることができないタイプです。

引っ越しや模様替えをすることがないなら、安定して使える仕様です。

|セパレート型

セパレート型は、L字型カウチソファがカウチ部分と通常のソファ部分に分けられるものです。

カウチ部分を左右に組み替えられたり、オットマンやスツールとソファに分けられたりと非常に便利です。

機能付き

機能付きのカウチソファは、背もたれやひじ掛けが折り畳み式になっていて自由に形を変えられたり、リクライニング式で角度を変えられたり、ソファベッドに変形できたりします。

カウチソファを自分の好みに調節し、さらに心から休息できるタイプです。

混同しがちなカウチとソファの違い

カウチソファー 違い

現在の日本で使われるカウチとソファという言葉は、厳密には同じものではありません。

場合によっては、区別されずに使われていることもありますが、2つの違いを確認してみましょう。

カウチソファとコーナーソファの違い

L字型カウチソファは、コーナーソファとよく間違われます。

カウチソファはひじ掛けや背もたれのない部分があるのに対し、コーナーソファは2つのソファがくっついたイメージで必ずひじ掛けと背もたれがあります。

カウチソファとソファベッドの違い

カウチソファは寝椅子と言われることから、ソファベッドのことかと思いがちですが、別のものです。

カウチソファはベッドに形を変えることなく横たわる仕様ですが、ソファベッドは基本的にソファであり、変形させるとベッドとしても使えるというものです。

質の高いリラックスタイムを演出するカウチソファの魅力

カウチソファー 魅力

カウチソファは、通常のソファよりもリラックスできることが最大の特徴です。

ソファと異なるカウチソファの魅力をご紹介します。

さまざまな体勢でくつろげる

座面が広く設計されているので、あらゆる姿勢でくつろげます。

ひじ掛けや背もたれで体が痛くなる心配や、窮屈さを感じることはありません。

思う存分手足を広げて好きな体勢を保てます。

オープンで開放的な雰囲気がある

カウチソファはひじ掛けや背もたれのない部分があり、それぞれの高さも低いことが多いので、見た目的にも開放感があります。

そのため、リビングに設置するとゆったりとした印象を与えます。

正面を向いたまま寝転がれる

カウチソファは座面が正面方向に長くなっているので、まっすぐに寝転がれます。

そのため、テレビを見たり本を読んだりしながら、飲食もしやすく大変便利です。

豊かなひとときを提供するカウチソファの使い方

カウチソファー 使い方

リラックスしやすく、くつろぎ方の自由度が高いカウチソファ。

使い方も幅が広いので楽しみ方がいくつもあります。

足を伸ばす

ソファの上で足が伸ばせると、楽ですよね。

カウチソファは、普通に座るためではなく足を伸ばしてくつろぐためのものです。

ソファではなく、あえてカウチソファを選ぶ際は、どのようにくつろぎたいのかを軸に検討してみるのもよいでしょう。

横になる

「横たわる」という言葉からできたカウチは、必ず横になることができます。

横になってテレビを見たりゲームをしたりして、のんびり過ごしましょう

昼寝する

横たわることができるカウチソファは、そのままひと眠りしても快適です。

布団を敷いたり寝室に行ったりせずに、仮眠をする際にもおすすめです。

ぜひ、ひざ掛けやブランケットなどを近くに用意しておきましょう。

長時間使う

リラックスしやすいカウチソファなので、長時間の使用でも快適です。

自分や部屋に合ったカウチソファなら、体勢を変えながら何時間でも使いたくなるはずです。

複数人で座る

カウチソファは、大人数でも座りやすくなっています。

背もたれやひじ掛けがない部分は反対側からも腰掛けられるので、ホームパーティーにも大活躍です。

カウチソファの長所

カウチソファー 長所

魅力も使い方も豊富なカウチソファの長所を簡潔にまとめました。

リラックスしやすい

カウチソファの長所として一番に挙げられるのは、リラックスしやすいところではないでしょうか。

足を伸ばしたり、横になったり、さまざまな体勢でくつろげます。

圧迫感なくすっきり見える

カウチソファは、ひじ掛けや背もたれのない部分があるので、すっきり見えます。

必要以上に空間を遮らないので、リビングダイニングに設置しても一体感がありおすすめです。

大人数でも座りやすい

親戚や友人などが来訪したときは、足を伸ばしたり横になったりしなければ、いつもより大人数で座れます。そのため、コミュニケーションを楽しむ際にも重宝します。

レイアウトがしやすい

ひじ掛けや背もたれがなく、背もたれがあっても低いのが特徴ですので、壁につけてもつけなくても違和感がありません。

そのため、リビングのコーナーにも中央にも設置でき、レイアウト変更にも対応しやすい特徴があります。

カウチソファの短所

カウチソファー 短所

長所の多いカウチソファですが、短所もあります。購入する前に確認しておきましょう。

設置スペースが必要

ソファを購入する際に、横幅ばかりに気を取られてしまうことはありませんか。

カウチソファは座面が広いので、その分、奥行きもあり設置スペースが必要になります。

人によっては座りにくい

L字型カウチソファの場合、L字の中心部に座りづらいと感じる人もいます。

また、座面がやわらかく低めになっていることが多いカウチソファは、座ったり立ったりする動作がしづらいことも考えられます。

ほかの家具が置きづらい

ソファの前にはローテーブルを置きたくなるものですが、カウチ部分があるとじゃまになることがあります。

テーブルに置いたものが取りやすいように、カウチソファの前ではなく横に、サイドテーブルを置くというのも一つの案です。

種類が豊富なカウチソファの選び方

カウチソファー 選び方

多種多様なカウチソファですが、自分や家族にぴったりの商品を見つけたいですよね。

選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。

スペースや使用する人に合ったサイズを選ぶ

まず、カウチソファを設置するスペースや使用する人に合ったサイズを選びましょう。

「どこで」「誰が」「どのように使用するのか」を明確にする必要があります。

|各部位をきちんと計測する

カウチソファは座面が広いので、縦・横・奥行きをきちんと図りましょう。

複雑な構造のものは、背面の高さ・座面の高さ・ひじ掛けの高さなどをそれぞれ計測しておくと安心です。

|ほかの家具との距離感を考える

設置スペースに納まるサイズであっても、圧迫感があったり動線のじゃまになったりすることがあります。

カウチソファを生活に組み込んだ際に適しているかどうか、計測したデータと一緒にシミュレーションしましょう。

|使用する人数とその座り方を確認する

家族がいる方は、普段何人がカウチソファに座るのか、それぞれがどのように座るのか、寝ころぶのかを確認しましょう。

設置できるスペースとの兼ね合いもあるので、家族と購入前にある程度、話し合っておくとスムーズです。

カウチソファの種類を決める

購入すべきサイズがわかったら、カウチソファの種類を決めましょう。

サイズを決める時点で、適した種類がなんとなく想像できているかもしれません。

|I字型かL字型かの基本的な形状を選ぶ

カウチソファの基本的な形状は、たいていI字型かL字型なので、適しているほうを選びましょう。

目安としては、1人用6畳以下ならコンパクトなI字型、2人用8畳程度ならI字型やコンパクトなL字型などです。

|セパレートや折りたたみの有無など機能で選ぶ

L字型カウチソファでは、左右を組み替えたり、オットマンに分けられたりできるかどうかは大きな要素です。

将来的な引っ越しや模様替えも見越して検討しましょう。

座り心地や座りやすさを試す

ソファの購入で最もこだわりたいのは、座り心地や座りやすさですよね。

特にカウチソファは、快適さを重視しましょう。

実際に以下の項目を店頭で試してみてください。

|長時間使っても体が痛くならないか

短時間なら快適でも長時間使うと体が疲れてしまうソファもあります。

カウチソファを選ぶ際はゆったり長時間使えるように、なるべく長い時間試してみることをおすすめします。

|リラックスできる体勢になれるか

自分の好きな体勢になれることは大変重要です。

カウチソファなのにリラックスできないと意味がありませんね。

インテリアショップでもなるべく自宅にいるつもりで、しっくりくる体勢がとれるかどうか確認してみてください。

|座ったり立ち上がったりしやすいか

人によっては座りにくいこともあるので、座りやすさや立ち上がりのしやすさを家族全員で試してみてください。

足腰が悪い人もくつろげるように、全員の意見が一致するようなカウチソファに巡り合えるといいですね。

カウチソファを購入する際の注意点

カウチソファー 注意

カウチソファはL字型の形状だと、非常に場所をとります。

つまり、導入する部屋に合わせたサイズや形状が重要なので、購入時は以下の点に注意してみてください。

サイズや形状が部屋に合うこと

カウチソファは、小さく見えても座面が広いので、思っているよりスペースが必要です。

部屋に設置できることはもちろん、カウチ部分がじゃまにならないことも確認しましょう。

生活動線やほかの家具のサイズや設置場所などを考慮してみてください。

体にしっくりくること

ひじ掛けや背もたれが低く作られがちなカウチソファですが、使用する人の体にしっくりくることが重要です。

足が伸ばせることだけでなく、座り心地がいいか試してみましょう。

将来的な使い方を考えること

模様替えや引っ越しの際に困らないことにも注意しましょう。

カウチソファは、カウチ部分が左右どちらにあって、組み替えが可能なのか事前に確認しておいてください。

自由度が高いカウチソファのレイアウト方法

カウチソファー レイアウト

カウチソファのレイアウト例を4つご紹介します。

一般的には、住宅内の通路を人が歩くには60cm、すれ違うには90cmが必要と言われます。

また、ソファとテレビの距離は、テレビの高さの3倍以上が望ましい傾向です。

これらのことを踏まえて、カウチソファのレイアウトを検討しましょう。

リビングの中心に置く

全体的に低めに設計されているカウチソファなら、部屋の中心に置いても、比較的圧迫感が少なく自然にレイアウト可能です。

さまざまな方向から座ることができるので、部屋の広さやほかの家具との距離が合えば、大変おすすめです。

リビングの角に置く

部屋に合わせてL字型のカウチソファを角に置くと、ほかのスペースが広くとれて、見た目もよりすっきりします。

コーナーソファのように使用する形で壁に囲まれるので、安心感もあるでしょう。

窓際に置く

リラックスするためのカウチソファは、気持ちのいい窓際に設置するソファとして最適です。

窓から庭やベランダに出入りするなら、人の動線を確保することには気をつけましょう。

リビングとダイニングの間に置く

リビングダイニングの空間をカウチソファで仕切ることもおすすめのレイアウト法の一つです。

リビング側からもダイニング側からも座れるように配置すると、カウチソファの使いやすさが向上しますよ。

カウチソファのインテリアコーディネートなら年間約1,000件の実績があるMAYSへ

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大きな窓が広がるリビングダイニングに上質なカウチソファをコーディネートし、広い空間を上品に仕上げました。

文・Kanako

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