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上質な眠りの条件とは?安眠のための寝室インテリア

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上質な眠りの条件とは?安眠のための寝室インテリアのアイキャッチ画像

現代の日本では、睡眠不足の人が増えていると言われています。

「なんだか最近よく眠れない」「寝ても疲れが取れない」と悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。

安眠するための条件はいくつかありますが、実は寝室の環境も重要な要素の1つ。

インテリアコーディネーターの視点から、安眠のために取り入れるべき寝室インテリアについてお話します。

安眠のために必要な条件

まずは整えるべき環境についてお話します。

光をコントロールする

安眠のためには、光を上手にコントロールする必要があります。

睡眠の時間に近づくにつれ、私たちの体内にはメラトニンという睡眠ホルモンが分泌されます。メラトニンは、寝つきを良くし、深い眠りをサポートしてくれる重要なホルモンです。

眠る直前に明るい光を浴びると、脳が昼間と勘違いしてしまうため、メラトニンの分泌が抑制されてしまいます。特に青白い光は、脳を覚醒させるため寝つきが悪くなる原因に。寝る前にスマホやパソコンのブルーライトを浴びないほうが良いと言われているのはこのためです。

色を見直す

睡眠の質には、色も関係しています。

安眠に効果的な色は、「ブルー」「グリーン」「ブラウン」の3色と言われています。

色彩心理が関係していますが、心を静める効果や、リラックス効果が高い色として知られています。

寝室におすすめしない色としては、赤やオレンジ、黄色などの色が挙げられます。

気持ちを高揚させたり、暑さを感じさせたりする効果があるため、避けるのが無難でしょう。

空気を整える

私たちの体は、眠りにつく前から徐々に体温が下がり、それを保つことで深い眠りにつくことができます。

睡眠の時間帯になると、私たちの体は体内から熱を出し発汗することで体温を下げていくのですが、室温が適切でないと上手に体温調整ができなくなってしまいます。

寒すぎる部屋にいると、体温を逃がさないように血管が委縮してしまい、上手に発汗が行われません。また、室温が高い部屋や、湿気の多い部屋にいると、汗をかきすぎて上手に体温調整ができなくなってしまいます。

環境を整えるためのインテリア

ここからは安眠のために取り入れるべきインテリアを見ていきましょう。

照明

まずは寝室の照明計画を見直してみましょう。

布団に入った時に眩しさを感じないよう、ダウンライトやシーリングライトなど直接光が目に入るような光源はできるだけ避け、間接照明のようなぼんやりとした光を取り入れるのがおすすめ。

光の色も重要で、オレンジ色の電球色が効果的です。

青白い光の昼白色は避けましょう。

最近では、調光機能のある照明器具が増えています。

布団に入ったまま照明を調光できるよう、枕元に調光スイッチを設けたり、リモコンで操作できるタイプの照明器具を選ぶと良いでしょう。

自宅の照明計画を変更するのはなかなか難しいという方は、枕元にスタンドライトを置いてみてください。お部屋の主照明をつけずにスタンドライトだけ点灯することによって、明るさを抑えた空間を作り出すことができます。

カーテン

外からの光で体が起きてしまわないよう、遮光カーテンを取り入れて、窓からの光をコントロールしましょう。その際、ブルー、グリーン、ブラウンなど、安眠効果のある色をお部屋のインテリアに合わせてチョイスしてみてください。

質の良い睡眠をとるためには、朝日を浴びて体内時計をリセットすることも大切と言われています。

遮光カーテンだと朝日が入らないのでは?と思う方もいるかと思いますが、最近では、設定した時間になると自動でカーテンを開けてくれるアイテムが販売されていますので、遮光カーテンと併用することで、より安眠に最適な環境にすることができます。

壁材

寝室に色を取り入れるために、クロスなどの壁材も見直してみると良いでしょう。

ベッドボード側にアクセントクロスとして、落ち着いた色味のブルーやグリーン、ブラウンを貼るだけで、お部屋の雰囲気ががらりと変わります。

クロスの色に合わせてリネンやカーテンの色も同系色で揃えれば、統一感のあるお部屋になりますね。

また、最近では吸湿や消臭といった機能付きの壁紙や、エコカラットや漆喰といった吸放湿機能のある壁材もあります。

お部屋の空気を整えるという意味でも、壁材の見直しはおすすめです。

家電

室温や湿度を調整するために、エアコンなどの家電アイテムを見直すことも重要です。

睡眠に適切な条件として、室温は22~29℃程度、湿度は50~60%を保つと不快感を感じずに眠ることができると言われています。

季節に合わせてエアコンや加湿器、除湿器を併用し、空気の質を整えることで、寝つきの良さが改善されるかもしれません。

また、空気の質を整えると同時に、寝具の性能にも着目してみてください。

寝床内の温度や湿度も寝つきの良さに関わってきますので、保温性能や放湿性能に優れた寝具を選ぶようにしましょう。

観葉植物

グリーンは安眠効果の高い色としてご紹介しました。

観葉植物を置くことで、より癒しの効果が向上することが期待できます。

お部屋のアクセントとしても活躍してくれますので、おしゃれなお部屋づくりにも最適ですね。

また、植物は二酸化炭素を吸って酸素を作り出してくれますので、空気をきれいにするという意味でもおすすめです。

特に、サンスベリアやアレカヤシ、ドラセナなどは空気清浄効果が高い植物として知られていますので、観葉植物を検討している方はぜひ取り入れてみてください。

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