狭いリビングでも高級感を演出!ホテルのような空間にするアイデアを解説

「狭いリビングで少しでも高級感を演出したい」「狭いリビングを広く見せるアイテムやレイアウト術を知りたい」という方は多いでしょう。
実は、狭いリビングでも工夫することで高級感のある素敵な空間に演出が可能です。
本記事では、狭いリビングで高級感を演出するアイデアや適したアイテムの選び方を紹介します。
限られたリビングスペースにおける高級感の演出にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
狭いリビングに高級感を演出する5つのアイデア

リビングの広さにかかわらず、高級感があると質の高い暮らしを実現できます。
ここでは、狭いリビングで高級感を演出するアイデアやテクニックを5つ紹介します。
家具の質感と素材で上質さを演出する
狭いリビングにレイアウトする家具は、質感と素材で上質さを演出しましょう。
高級感のある素材の例は以下の通りです。
- 天然木:あたたかみや豊かな風合いがある
- 大理石:光沢や重厚感がある
- 金属(真鍮やステンレスなど):きらびやかで光沢感がある
- 本革:なめらかでクールな印象がある
- 和紙:あたたかみと上品さがある
特に、希少な木材や大理石などの天然素材は唯一無二の美しさがあり、テーブルやシェルフなどに使用されていると高級感が得られます。
一方、ソファやラグ、カーテンなどのファブリック家具では、本革やベルベットなどが使われていると落ち着いた上品な印象になります。
また、異素材を組み合わせている家具も、独特の存在感を楽しめるでしょう。
カラーコーディネートで空間を広く見せる
狭いリビングでは、カラーを工夫して空間を広く見せましょう。
部屋を広く見せるには、白系がおすすめです。
部屋の大部分を占める床や壁、天井などのベースカラーにはベージュやアイボリー、ライトグレーなどが適しています。
また、メインカラーとして部屋の主役になる家具の色味は、落ち着いた印象のあるグレーやブラウン、ネイビーやモスグリーンなどにすると深みのあるリビングになるでしょう。
ほかにも、モノトーンでシンプルにまとめたり、イメージカラーを適度に取り入れたりするのもおしゃれなカラーコーディネートのアイデアです。
ただし、ダークトーンが多いと暗く圧迫感のある部屋に見えることもあるので気をつけてください。
照明やアートを取り入れて雰囲気を格上げする
狭いリビングには、照明やアートなどの装飾を使って部屋の印象をグレードアップするのもおすすめです。
狭い部屋はなるべくものを減らしてすっきり見せたくなりますが、殺風景なリビングでは高級感は見いだしにくいです。
そこで、スペースを多く取らないテーブルランプやフロアランプ、壁面アートを活用してみましょう。
特に照明はデザイン性や放たれる明かりによって、部屋の雰囲気を大きく左右する重要なアイテムです。
また、小ぶりな観葉植物も置くだけで、明るく優雅な印象を与えてくれます。
開放的に見える抜け感をつくる
リビングが狭い場合は、抜け感(視線が通る場所)をつくって奥行きがあるように見せましょう。
リビングに配置するソファやテーブル、テレビやシェルフなどのアイテムは、高さを低めにまとめると部屋の上部に余白ができます。
余白があることで空間が広く感じられ、重心が低めの家具は落ち着いた雰囲気をもたらします。
また、窓や出入口を遮らず、視線がまっすぐに抜ける直線を意識するとさらに効果的。
狭くても、外へとつながる余白があることで開放感が生まれ、心地よく暮らせるでしょう。
さらに、生活感があるとごちゃついて見えるので、整理整頓しやすい収納を取り入れることも、開放感づくりに役立ちます。
憧れのホテルやレストランのインテリアを真似する
憧れのホテルやレストランなど、高級感のあるインテリアを真似するのも一つの手段です。
自宅のインテリアをコーディネートする際は、具体的なお手本があるとイメージしやすくなります。
置かれている家具のテイストやカラーを真似すると、高級感を演出しやすいでしょう。
また、左右対称のシンメトリーを意識すると、整然とした印象のホテルに近づきやすいです。
リビングが狭いと大きな家具や複数のアイテムはレイアウトできないので、小ぶりなアイテムを部分的に真似して取り入れてみましょう。
リビングが狭くても高級感が出るアイテム4選

狭いリビングでは、スペースを取らないアイテムを活用して高級感を演出しましょう。
ここでは、高級感を出すのに役立つアイテム4選とその取り入れ方を説明します。
オットマン
オットマンは狭いリビングでも置きやすく、高級感を演出するのにおすすめのアイテムです。
リビングに大きなソファをレイアウトしてゆったりくつろぎたい人は多いですが、部屋のサイズが狭いと難しいのも現状です。
そこで、コンパクトなサイズ感のソファとオットマンを組み合わせて、贅沢にリラックスできる空間をつくりましょう。
オットマンは足をのせてくつろぐだけでなく、ソファの横に置いてコーヒーテーブルやサイドテーブルのようにも使えるので重宝します。
また、オットマンは持ち運びやすいので、来客時にも柔軟に対応できるでしょう。
クッション
やわらかさやワンポイントを加えられるクッションは、狭いリビングにも最適です。
クッションはサイズや硬さによってさまざまな使い方ができます。
例えば、ソファでくつろぎたい人は小ぶりでやわらかなクッションをソファの上に並べるとよいでしょう。
床に座りたい人は、大きめでしっかりとしたクッションを取り入れることで、座布団のように使えます。
また、クッションはカバーを容易に変えられるので、高級感のあるカバーに交換するだけで部屋の雰囲気を格上げできます。
部屋のインテリアになじみやすいカラーや質感のクッションカバーだけでなく、アクセントになる色や柄のカバーで遊び心を演出するのもおすすめです。
アートをはじめとする壁面装飾
狭いリビングでは壁面を有効活用してアートを装飾しましょう。
リビングが狭くても壁面に空いているスペースがあるなら、高級感のある絵画や写真を掛けたり、魅せる収納として小物を並べたりできます。
壁の一面だけクロスを張り替えてアクセントクロスにしたり、ウォールステッカーを利用したりするのもおすすめです。
また、ミラーをさりげなく壁に立てかけるだけでもおしゃれで広い部屋に見えます。
窓や照明の位置を考慮してミラーを配置すれば、より一層おしゃれな印象になるでしょう。
シーリングファン
狭いリビングの天井には、シーリングファンを取り付けて高級感と快適性を同時に手に入れましょう。
リビングの天井でシーリングファンが回っていると、やさしく風が循環するので心地よく感じるものです。
シーリングファンは、機能面だけでなく見た目にも優雅な印象を与えてくれます。
特に、アンティーク風の木素材でできたシーリングファンは上品に見えるのでおすすめです。
照明と一体になっているものもあるので、照明器具と合わせて取り替えてみてください。
【部屋の特徴別】狭いリビングに取り入れたい高級感のあるインテリアアイテムの選び方

リビングが狭いことに悩んでいるなら、現在のリビングが持つ課題に合わせてインテリアを検討しましょう。
そもそもリビングは、一般的に10〜20畳ほどのLDKが多いものの、キッチンやダイニングとの位置関係、部屋の形状、家族構成によって「広い・狭い」の感じ方が変わります。
そのため、ここでは部屋の特徴ごとにおすすめなアイテムの選び方を紹介します。
縦長で狭いリビング
縦長リビングは、奥行きがあり、壁面を活用しやすいのが特徴です。
縦のラインを意識して、部屋と並行に配置できるソファやテーブルを選ぶと広く感じられます。
例えば、L字ソファよりもI字ソファで重厚感のあるタイプなら、狭い縦長リビングでもすっきりと見せつつ高級感が出るでしょう。
また、オープンシェルフをパーテーションのように配置してリビングを区切ると、空間を緩やかに区切りながら収納も確保できます。
視線が抜けるデザインを選べば、狭さを感じさせず、贅沢で落ち着いたリビングをつくれます。
横長で狭いリビング
横長リビングは、窓が大きく広がっており、比較的開放感を得られやすいのが特徴です。
窓から見える景色を活かしたり、庭やバルコニーとのつながりを持たせたりしてゆとりをつくりましょう。
背の高い家具で空間を遮ることなく、LDK全体に一体感を演出することが大切です。
例えば、ダイニングのインテリアと色や素材、テイストをそろえたソファやローテーブルをリビングにレイアウトしてみてください。
また、横長リビングは壁面が少なく、大きな家具を壁際に置くのが難しいので、コンパクトで高さのない家具を取り入れると高級感を見いだせるでしょう。
正方形で狭いリビング
正方形に近い形状のリビングは、制限が少なく自由度の高いレイアウトができるのが特徴です。
一方で、縦横の奥行きが出にくく、大きな窓による開放感も得られにくいため、圧迫感を覚えやすい傾向があります。
そのため、角の丸いテーブルを中心に置いたり、ソファをコーナーにくっつけて配置したりすると空間が広がって見えます。
特に、コーナーソファは贅沢な印象があるので、高級感のある部屋づくりにも役立つでしょう。
天井が低いリビング
天井が低く狭い印象になりやすいリビングは、落ち着いた空間をつくりやすいのが特徴です。
間接照明を効果的に用いて、おしゃれなムードや空間のメリハリを工夫しましょう。
例えば、ウォールライトで壁を照らすと奥行き感が出て、フロアライトで足元を明るくすると天井の低さに意識がいきにくくなります。
また、ローソファで落ち着いたくつろぎ空間を用意し、長めのカーテンで床から天井までのラインをつくると、天井が低くても高級感のある部屋を実現しやすいです。
窓が小さくて狭いリビング
窓が小さいリビングは、広い壁面を有効に活用できます。
壁面と天井面を同じ色に統一したり、間接照明で全体的に照らしたりすると、壁と天井がつながって見えるので空間に広がりを感じられます。
また、シンプルなブラインドや軽やかなレースカーテンは、窓が小さくても洗練された高級感を演出しやすいです。
装飾や家具で窓を塞ぐことなく、華美ではない上品なインテリアにまとめるとよいでしょう。
狭いリビングでも叶う!高級感を演出するおすすめなインテリアテイスト4選

狭いリビングでは、限られたアイテムしか置けない印象がありますが、さまざまなインテリアテイストを楽しめます。
そこで、リビングが狭い場合でも高級感を表現できるインテリアテイストを4つ紹介します。
モダン
モダンなテイストは、シンプルで洗練された印象になるので、狭いリビングでも質にこだわることで高級感を得られやすいです。
カラーはモノトーンや落ち着いた色味が適しており、直線的で装飾が少ないアイテムのほうがモダンな空間に仕上がります。
レイアウトする家具には、ガラスや金属、レザーなどの無機質な素材を用いたクールなものを取り入れましょう。
また、ラグジュアリーモダンや和モダンなど、別のテイストと組み合わせやすいのも魅力です。
北欧
北欧風のインテリアは、シンプルで機能美があり、やわらかなあたたかみを感じさせるので、リビングが狭い場合でも心地よい空間をつくりやすいです。
北欧テイストはグレー系でシンプルにまとめるのが基本です。
さらに上質な木素材を多用することで、リビングに品のあるやすらぎをプラスできます。
また、照明にこだわることも意識してみてください。
メインとなる照明以外にもフロアライトやテーブルライトなどのサブとなる照明を組み合わせて、部屋の広さや落ち着いた雰囲気を生み出します。
アジアンリゾート
アジアンリゾートのテイストは、開放感がある部屋にしやすいので、狭いリビングでもホテルのようにくつろげます。
海や山を連想させる素材やアースカラーなどでインテリアを整えると、癒し効果で居心地のよいリビングになります。
ラタンやバンブー、麻などの自然素材を使ったソファやリビングテーブルをレイアウトすると、高級リゾートホテルのような空間に近づくでしょう。
観葉植物の緑やアクセントとなる雑貨も取り入れると、雰囲気がさらにアップします。
アンティーク
アンティークのインテリアテイストは、クラシカルで重厚感があるので、狭いリビングでも高級感を演出しやすいです。
配置する家具は、ダークトーンの木素材で年代を感じさせましょう。
ただ、部屋が狭いとダークトーンのインテリアばかりでは窮屈になりやすいので、適度に白や淡い色味を取り入れてみてください。
また、懐かしい和の要素もなじみがよく、和紙や格子のアイテムを適宜取り入れて和風アンティークにするのもおすすめです。
アンティークのアイテムは丈夫につくられており、コンパクトなサイズのものも多いので、狭いリビングに適しています。
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詳しくは、サービス料金ページをご確認ください。
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文・Kanako