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世界からみた日本の住宅

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世界からみた日本の住宅のアイキャッチ画像

日本の住宅は、気候風土や生活習慣を土台に形作られているため、地域性や国民性からくる工夫や特徴が色濃く出ている日本の文化の一つです。日本人からすると当たり前のことでも外国人から見るとびっくりすることだらけ。

東京在住の外国人たちに、日本の住宅に住んでみてどんな感想を抱いているのかを聞いてみました。

玄関土間がどこの家にもあって驚いた。(アメリカ人男性/30代)

玄関土間というスペースは、日本の住宅の特徴的な構造です。玄関土間という概念はなんと縄文時代からあり、家の外と内をつなぐ空間として機能しています。家の床との段差を設け、三和土(たたき)やモルタルやタイルで仕上げられていることが一般的で、外で履いていた履物を脱いで家にあがる動線が自然とつくられていますが、欧米では靴を脱ぐ習慣がそもそも無かったことから玄関土間空間は住宅の構造の中にはありません。このため、どの住宅にも玄関土間があることに驚く外国人も多いようです。

地震対策をしっかりしているから、こんなに地震が多いのに住宅が簡単に倒壊しないのがすごい。(ロシア人女性/40代)

日本は地震大国。このため地震への備えや対策は他国を抜きん出ています。

戸建て住宅、マンションやビルには、地震エネルギーから建物や人命を守るための構造計算に基づいた設計がされており、建築の段階で行政による厳しいチェックが行われています。

また、建物の構造だけでなく、地震の揺れを感じると自動的に棚の扉がロックされる耐震ラッチや、地震時にブレーカーが自動的に遮断されて火災被害を防ぐ感震ブレーカーのような「防災設備」にも感嘆の声が寄せられました。

蒸し暑い夏は室内にエアコンがあるのが嬉しい。(ノルウェー人男性/20代)

アジアや東南アジアでは蒸し暑い夏対策としてエアコン設置は必須ですが、もともと夏が短く湿度の低い北ヨーロッパの住宅では、暖房、パネルヒーター、暖炉などの暖房設備はあっても冷房設備は一般的ではありません。

ただ、近年では30℃近く気温があがる夏も多く、「帰国時にエアコンを持って帰りたい」と思う人も多いようです。

スライドドア(上吊戸)が軽くてコンパクトなので気に入っている。(イタリア人女性/30代)

スライドドアとは、左右に開閉するドアのこと。日本の住宅の戸は襖の文化から発展しており、敷居という上下の溝を使って戸をスライドさせて開閉するスタイルが長い間主流でした。欧米の開閉式のドアよりも開閉面積を取らないコンパクトなスライドドアは、狭小住宅の多い日本ならではの建材です。

最近は戸の上側にレールを敷いてドアを吊る上吊戸スタイルが人気で、コンパクトな上に軽くて操作しやすい、床に溝がなくフラットになることから欧米の住宅でも人気が出ています。

和室の入り口で必ず頭をぶつけて痛い・・(エチオピア人男性/20代)

和室空間の襖の基準サイズは、畳1枚分のサイズで、約高さ180cm横90cm。この高さは昔の尺貫法では五尺八寸(一尺は約30cm、一寸は約3cm)と呼ばれますが、このサイズでは180cm以上ある方だと出入りが厳しいですね。

近年はリフォーム工事で従来の襖や障子の縦サイズを高くすることも増えてきています。

なんといってもトイレが最高。持って帰りたい。(中国人女性/60代)

来日した外国人が来日直後に感動するのがトイレ。トイレについてのコメントは多く寄せられています。ウォッシュレット機能のほか、便座がヒーターで温かい、個室の壁が床から天井まで区切られていて完全な個室である、清潔、メロディー音にびっくりした、リモコンの表示が英語だったらもっと使いやすいのに、といった声が寄せられました。

日本土産に持って帰りたいと家電量販店で購入していく方も多いそう。

なんといっても日本の住宅で優れているのはお風呂。お風呂の浴槽が深く湯船に浸かれるし、洗い場と浴槽が分かれているのがいい。(カナダ人女性/50代)

トイレに次ぐ高評価なのが浴室。シャワーのみの設置が多い住宅環境から来日されると、コンパクトな間取りの中でも浴室設備のこだわりに驚嘆される方は多いようです。ただ、身長が高い方は日本人サイズの浴槽が窮屈に感じてしまう様子。

給湯システムが発達している。浴槽の湯の量、時間、温度が設定できるのはすごいと思うが、浴室内とキッチンがマイクで通話できるのはなぜ?(韓国人男性/20代)

海外だとオンオフ機能しか設けていない給湯システムがほとんどの中、日本の給湯システムは細やかな設定ができると好評のようです。マイク通話は、浴室内から浴室外の人間とコンタクトを取れることによって浴槽内での様子や万一の事故に気づけるようにするため。日本のテクノロジーや細やかな対応をお風呂で感じているなんて、日本人には気づけない視点ですね。

押し入れを見て、ドラえもんで見ていた日本の家だ!と嬉しくなった。(タイ人女性/40代)

人気アニメに出てくる日本の住宅に憧れる外国人も多いようです。襖で仕切られた中段がある奥行きの深い押し入れは日本の住宅では一般的ですが、ドラえもんで見て興味を持った方も多く、特にドラえもん人気の高いタイ人の中には「押し入れに入ってみたい!」「あの中で寝てみたい!」という人も多いのだそう。

日本の住宅は蛍光灯の照明が明るすぎて苦手。シーリングライトは付けずにフロアランプで生活している。(ドイツ人男性/20代)

欧米系の方は瞳の色の関係で蛍光灯のひかりを強くまぶしく感じる傾向があります。このため、日本の住宅の各部屋についているシーリングライトが苦手という人も多く、シーリングライトを使わずに間接的に室内を照らすフロアランプやキャンドルライトを利用して過ごしている方も。

日本人にとっては当たり前すぎて気づかない日本の住宅環境。外国人から見たら驚きだったり謎だったり価値だったりするようです。外国人たちの目を通して、日本ならでは、日本らしい住居の良さを知るきっかけになればと思います。

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