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ペットと暮らす快適な家づくり

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ペットと暮らす快適な家づくりのアイキャッチ画像

おうち時間の増加で、ペットの人気が高まっています。筆者もネコを飼っていますが、毎日癒しをくれる大切な存在です。

ペットと暮らす際に重要になるのが、お部屋の環境。動物と人間が共存する空間は、大切なペットが快適に過ごせることはもちろん、飼い主自身も気持ちよく過ごせるようにしたいですよね。

今回は、ぺットと飼い主が快適に過ごせるお部屋づくりについてお話します。

ペットとの暮らしで気をつけること

歩行性

ペットの健康のために気をつけたいこととして、床材が挙げられます。室内の床材は、フローリングやタイルなどが一般的かと思いますが、ペット達は問題なく歩いているでしょうか。普段過ごす分には気が付かないかと思いますが、実は床材で足が滑っているというケースが多くあります。

特にペット達がなにかに夢中になっている時、足が滑るのもお構いなしで走りまわることがあります。走っているから仕方がないと捉える方もいるかもしれませんが、実はこの足の滑りによってペットたちの腰に負担がかかり、将来的に腰の病気に繋がることがあるのです。

有害物質

特に新築やリフォームしたての物件で注意したいのが、建材から染み出る有害物質です。平成15年に建築基準法が改訂されたことで、シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドの規制がなされるようになり、昔に比べると有害物質の量も減りました。しかし、まだまだ有害物質を含む建材が世に出回っているのが現実。

人間よりも体の小さいペット達は、人間以上に有害物質の影響を受けやすく、知らず知らずのうちに体が蝕まれてしまいます。建築基準法で規制される前の話ですが、新築住宅に入居した方の中型犬が、ホルムアルデヒドの影響で皮膚病にかかり、全身の毛が抜けてしまったという話がありました。

掃除のしやすさ

ペットはもちろんですが、飼い主も気持ちよく快適に暮らしたいですよね。動物と一緒に暮らすうえで課題となるのが掃除です。シーズンで生え変わる毛の処理や、トイレの掃除、散歩先で汚れてしまったペットのケアなど、掃除に関する悩みはつきません。掃除が負担になると、ついつい後回しになってしまい、ペットにとっても飼い主にとっても不快な空間になってしまいます。

ニオイ

掃除のしやすさと似ていますが、ニオイ対策もまたペットと暮らす際の課題です。トイレのニオイ対策は必須ですし、おもちゃのお手入れを怠れば臭いの原因に。

また、ペットが苦手なニオイもあります。人間よりも嗅覚が強いことで知られる動物たちは、人間が使う香水やタバコといったニオイを強烈に感じてしまいます。また、苦手な食材のニオイもペットにとっては苦痛になってしまいますので、飼い主が気を付けてあげなければいけません。

ペットのために見直したいインテリア

それではここからは、実際に取り入れたいインテリアアイデアについてみていきましょう。

床材

ペットの歩行性を助けるために、床材を見直すことを検討してみましょう。通常のフローリングはペットにとっては歩きにくい素材です。特に走り回ることが大好きな子がいる場合は、足が滑らない床材を導入してあげましょう。

フローリングの中でも、防滑仕上げのフローリングはペットの負担を軽減してくれます。簡単に床の張替えはできないという方には、置き型のタイルカーペットがおすすめです。

素材を選ぶ際には、ホルムアルデヒドの含有率にも着目するようにしましょう。今は含有率が少ないものがほとんどですが、海外製の建材や国産でも価格を抑えたものには多く含まれているケースがあります。

家具の素材

ソファの張地は、選ぶ生地によって掃除のしやすさが変わります。レザーのソファは、水をこぼしてもすぐに拭けば染み込むこともないため、汚れをサッと落としたい人におすすめ。ファブリックの張地は自分でクリーニングすることができるため、こまめに掃除をしたい人におすすめです。

ペット対応のファブリック素材は、汚れをはじき、破れにも強いという特性があるため、ネコや犬の引っ掻きにも耐えられるというメリットがあります。

ニオイ軽減アイテム

ニオイ対策として思いつくのが、空気清浄器やスプレータイプの消臭剤かと思いますが、壁や天井材に消臭効果のある建材を取り入れるのもおすすめです。コロナの経験から、空気の質に注目する人が多くなり、多くの建材メーカーが壁紙やタイル材などに消臭効果をプラスしたものをラインナップに加えています。

ペットが快適に過ごすために

ここまで、ペットと飼い主のために気をつけたいことについてお話しましたが、みなさんの大切なペットはどんなものが好きですか。健康や危険に配慮したお部屋を作ると同時に、ペットの好きな物を取り入れて、より快適に過ごせる空間を作ってあげることが大切です。

ペット達も、人間と同じようにフワフワのソファやラグを気持ち良いと感じます。暑いときには冷たい床に寝そべりたいし、寒いときにはあったかくて柔らかいファブリックに体をうずめたいと感じるでしょう。高いところが好きな子もいれば、狭いところが好きな子もいますし、おもちゃで思いっきり遊べるスペースや、静かに眠れる空間を必要にする子もいます。

それぞれの個性に合わせて、好きな物や必要としているものを取り入れてみてくださいね。

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